独学でもピアノを弾きたい!おうちでの練習のやり方がわからない!
という人のための、楽曲解説&練習方法
CONTENTS
概要
軽やかな雰囲気のワルツ風練習曲です。指先の細かなコントロールを必要とするので、ある程度基礎が完成していることが求められる楽曲です。四角四面な演奏にならないよう、テンポルバートを加えると品のある音楽となります。
対象レベル
- 5本の指の独立に加え、親指のくぐらせ、飛び越え、ポジション移動など、基礎的なテクニックを習得している。
- 手首のしなやかさを用いたスタッカートの弾き方を理解している。
参考演奏動画
練習のポイント
4〜11小節目
4分の3のワルツのリズムを意識して弾きましょう。強拍・弱拍の違いを感じ取れるように、バスの音は少し重めに打鍵します。
曲全体を通して左手はそれぞれのパートに2パターンしか存在しないことが多く、練習は比較的容易です。右手においてもメロディーが繰り返すことが多く、動きを掴んでしまえばすぐに覚えられるでしょう。
スタッカートとレガートの違いをはっきりとつける必要があります。ここのスタッカートは手首の動作を伴うので、少しテンポを引き付けながら弾くとお洒落なワルツ感が表れます。
![](https://i0.wp.com/masakazu-shiokawa.com/wp-content/uploads/2021/07/7b7ede6c3a00ee630d291d4febbdb7d9.png?resize=900%2C204&ssl=1)
28〜36小節目
オクターブ以上の長距離の跳躍が現れますが、決して急がず確実に正確な音を打鍵しましょう。deciso(明確に)とあるので、ここではひとつひとつのスタッカートの打鍵スピードを速くし、硬めの音で弾くと前半の柔らかな雰囲気との明暗がはっきりします。
二音間のスラーでは最初の音が重くなる必要があるので、強拍部だからと言って二音目を強くしてしまわないように注意する必要があります。
![](https://i0.wp.com/masakazu-shiokawa.com/wp-content/uploads/2021/07/4f3867b58061ffac5004afd85730bc16.png?resize=900%2C262&ssl=1)