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和声・楽典コースは全面的にオンラインレッスンでの対応となります。 オンラインの取り組みについて、詳細は作品の理解に必要な音楽理論から、音高・音大入試に必要な和声・楽典まで、
一人ひとりのレベルとニーズに合わせた個別レッスンを行います。]
【楽典クラス】(45分×月3回・月4回)
音楽に触れるうえで必須となってくる「楽譜に書かれているきまりや仕組み」を学ぶところから、より音楽の奥深さを体感するうえで必要となる音楽理論を理解するところまで、体系的に学ぶサポートをいたします。
学習の進行度合いで「ベーシック」と「アドバンス」の2課程に分かれます。
ベーシック課程
音名と音程
小節と拍子
音階(スケール)と調性
アドバンス課程
音楽用語
和音
調判定・転調
楽典クラスの流れ
楽譜の音符は、ちょっとした約束事とコツを抑えることで段々と読めるようになっていきます。様々な言語での音符の読み方にも慣れ、音楽理論の世界への第一歩を踏み出しましょう。
二つの音の高低差を表す「度数」について学び、音程に関する知識を身につけましょう。音程の知識は、これから先に学ぶ音階や和声等、様々な理論においてとても重要な前提知識となります。ただ五線譜上で学び、覚えるのではなく、実際にピアノの音と照らし合わせながら音程の感覚をつかんでいきましょう。
リズムは音楽の雰囲気にも影響を与える重要な要素のひとつですが、なんとなく感覚では分かるけどその仕組みが分からない…といった悩みを持つ人も少なくありません。リズムを理解するには3拍子や4拍子などの、様々な拍子を学ぶ必要があります。それぞれの拍子について、楽譜上の記し方とともにその特徴を学ぶことで、リズムに関する理論的な知識を身につけていきましょう。
楽器の練習でも必ず取り入れている音階ですが、その仕組みと理論を学び、音階に基づいて調性を学ぶことも大切なステップとなります。作品を演奏する際に、どの調性に属するのかを知ることでその曲のイメージや雰囲気を掴むことができるからです。ハ長調、イ短調をはじめとする様々な音階と調性について理解を深めることで、ベーシック課程の集大成としましょう。
音楽理論に関する基礎的な土台は身に付き、楽譜からある程度の必要な情報が読み取れるようになります。
【ベーシック課程卒業までの推定期間】半年~1年半
ずっと五線譜の音符と向き合っていると少し疲れてしまうかもしれません。少し気分転換ということで、音楽用語について学びましょう。音楽用語はイタリア語やドイツ語、フランス語で書かれているものが多いので、読み方と共に意味を覚えていきましょう。
和音はその響きを実際にピアノの音で確認しながら学んでいくことが、感覚を養うのに役立ちます。先生と一緒に和音の感覚を身につけ、それぞれの和音が持つ機能についても理解しましょう。
今まで学んできた知識をフル活用して、楽譜から調性を判定することに挑戦してみましょう。調判定にはステップとコツがあり、それを掴めれば大丈夫です。先生と一緒に簡単なフレーズの調判定からはじめてみましょう。
曲の途中で調を変えることで、曲の雰囲気はガラッと変わります。そのような「転調」も、作曲家が闇雲にやっているのではなく体系立てられたパターンとロジックがあります。そのパターンとロジックについて学ぶことで、転調に関する知識を深めましょう。
アドバンス課程を終えることによって楽典クラスは卒業となります。音楽理論に関する全般的な知識を身につけることが出来たと言ってよいでしょう。
和音のつなげ方による音楽的効果や、より専門的な音楽の仕組みについて学びたい場合は和声クラスへの入会をお奨めいたします。
【アドバンス課程卒業までの推定期間】1~2年
【和声クラス】(45分×月3回・月4回)
音楽の基礎となる楽典を一通り理解し、その次に音楽を学ぶ上で必要となるのが和声学となります。ここでは、和声Ⅰ(理論と実習)を中心に、和声と楽式のアナリーゼ、和声のしくみ・楽曲のしくみ、等のいくつかの教科書を元に実用的な和声やそれらから伺える楽曲構成も踏まえ、ひも解き、音楽を学ぶ上で必要な機能和声を学びます。
基礎からしっかり
和声上のルールをわかりやすく
実用的な和声
和声クラスの流れ
和声では各音(声部)の繋がりが大切とされます。まずは二声の動きから、並行(二声が同じ方向へ動く)、斜行(二声の内片方は同じ音のままもう片方だけが動く)、反行(二声がお互い逆方向へ動く)、保留(同じ音を持続)、などの各声部の名称(動き方)から学び標準連結、最短経路の原則、外声反行の原則を学びます。
ステップ1で基本的な各声部の繋がりを学びましたら、次に和声学上適切な音の繋がり(各声部)を目的とした禁則事項等(連続、並達)を学び、なぜこの動き方がだめなのか?また実際の楽曲で用いられる実例を踏まえ、更に奥深い音の繋がりを理解していきます。
各声部(音の繋がり)の役割や禁止事項の理解を深めましたら次は和声進行(コード進行)、トニック、ドミナント、サブドミナント、等の和音がどういう役割で構成されているかを追求し、限定進行音のルールや転調、借用等の固有和音(ダイアニックコード)以外の和声を学びます。今後の音楽や楽器を学ぶ上で、学んだ和声を活用し、楽曲の構成音や和声進行を解析できると楽典・和声コース課程の修了となります。
楽典・和声を学び、一通り音楽理論を実用面で活用、解釈することができるようになったことと思います。
この先もっと深く和声などの音楽理論を学びたい、或いはご自身で作曲をやってみたいと思われている方、もっと深い理論、和声、対位法、管弦学法等を学び音楽の深淵を学んでみたい方は、作曲・指揮コースの受講をお勧めいたします。
【和声課程卒業までの推定期間】1年~2年