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ヴァイオリンコースは対面レッスン、オンラインレッスンのどちらも対応可能です。 オンラインの取り組みについて、詳細は多彩な音色を自在に操れる、「完成された楽器」ヴァイオリンコースのご紹介です。
一人ひとりの成長に合わせた個別レッスンを採用しています。
【導入クラス】(30分×月3回・月4回)
5歳から大人まで、どなたでも気軽に一からヴァイオリンの世界に触れることができるコースです。全くの未経験状態でも、楽しみながら音楽を自ら奏でる喜びを見出しつつ、成長を実感できるでしょう。
やさしいスタート
年齢に合わせた個別アプローチ
練習を最小限にする独自メソッド
導入クラスの流れ
ピアノなどの鍵盤楽器と違い、弦楽器ははっきりした音を出すのも一苦労。まずは左手を使って独特な楽器の持ち方を学び、右手で持っている弓で弦を鳴らしてみましょう。四本ある弦は左から「ソ、レ、ラ、ミ」と割り振られています。まだ音符が読めなくても四本の弦を覚えてしまえばこの時点では問題ありません。弓を毛の根本から先まで十分に使って楽器を鳴らしてみる練習(ボーイング練習)から始めていきます。
ヴァイオリンでは、左手の指は人差し指から小指までの合計四本を使って音を作ります。それぞれに番号が振られているので、まずはその数字に従って弦を押さえていきましょう。弦によって指同士の広がり方(音程)が変わってくるので、一本の弦の中で作れるメロディを弾いて短いフレーズを演奏します。
音程感を身につけていくには、「音階練習」が大切です。指の感覚や並べ方を音階練習によって身につけることで、本格的にメロディを奏でる準備をしていきましょう。
弓の使い方も少しずつ難しくなっていきます。一度のボーイングで複数個の音符を奏でるスラーを学び、音の長さに対する弓の配分をチェックしながら演奏します。隣の弦に移動する際(移弦)は、指の配置や弓の接触部分に気をつけましょう。16小節前後の曲を流れるように演奏し、音程をなるべく整えながら上達を目指します。
導入クラスを合格する時点で、簡単なメロディなら自主的に音符を読み実際に弾くことが可能となります。ここから少しずつ時間をつくり、お家で音程練習を日課にしてみてください。そのまま初級コースに進級となります。
【導入クラス卒業までの推定期間】
13歳以上:約3ヶ月/6〜12歳:約6ヶ月/4〜6歳:8ヶ月以上
【初級クラス】(月3回・月4回)
簡単なメロディなら自主的に音符を読み、実際に弾くことが可能な段階の学習者向けのクラスです。以前に習い事としてヴァイオリンをされていた方や、独学で練習をしていた方など、改めて学び直すサポートをいたします。
学習の進行度合いで「ベーシック」と「アドバンス」の2課程に分かれます。
ベーシック課程
ポジション移動
練習曲の応用
ヴィブラートを習得し、美しい音色へ
アドバンス課程
速い指の運動
複雑なリズム
音楽の表現の工夫
初級クラスの流れ
ポジション移動を身につければ、それだけ奏でられる音色の幅も広がります。第1ポジションから第3ポジションに至るまでの範囲で、自由に音が奏でられるように練習していきます。
ヴィブラート “vibrato” は、英語で「振動する」という意味の動詞です。ヴァイオリンでは左手を使い小さく音程を変えることで音に温かみや豊かさを与えることができます。
指のコントロール、右手(弓)と左手(指)の連動感覚を身につけるのは一筋縄ではいきません。この段階から正しく指を動かすために、ポジション移動やヴィブラートなども取り入れながら練習曲の練習を少しずつ習慣化していきましょう。難しい部分は取り出して、部分的に反復練習を行うと効率よく上達しやすくなります。
小節数が16を超えると段々とテクニックが応用され複雑な動きが多くなってきます。また、速度のある曲を弾くと目が楽譜に追いつかなくなってくるので、動きそのものを身体を使って覚えた方が流れるように弾くことができます。発表会など人前で弾く機会も目標にして、楽譜を丸暗記する「暗譜」にも挑戦しましょう。
がんばって仕上げた曲を是非みなさんの前で演奏してみましょう。ご経験によっては初舞台となるかもしれません。立派に弾き切った後は教室から賞状をお渡して表彰させていただきます。
【ベーシック課程卒業までの推定期間】
13歳以上:6〜8ヶ月/6〜12歳:1年〜2年
いろいろな曲を楽しむには、さまざまな拍子感を身につけながら速いパッセージをこなせるようになることが大切です。練習曲のレベルを上げることで細かい指の動きに慣れつつ、拍子感も身体にしみこませましょう。
ヴァイオリンにはヴィブラート以外にも、音色を変化させる様々な奏法があります。弓の力加減、速さなどの調節とヴィブラートを組み合わせることで、なめらかな音(レガート奏法)、切れ味のある音(スタッカート奏法)など、様々な音色を楽しみながら奏法を身につけましょう。
始めてみる楽譜の曲を初見で弾いても、ある程度かたちになった状態で弾くこともできるようになってきたと思います。初級クラスの集大成として、ヴァイオリン協奏曲(ソロのヴァイオリンとオーケストラが一緒に演奏される曲)に挑戦しましょう。ヴァイオリン協奏曲ではあなたが主役です。より美しくカッコ良く弾けるように、今まで身につけた奏法や強弱記号、速度表記にもこだわってみてください。
アドバンス課程を終えることによって初級クラスは卒業となります。コース卒業の発表会の際は、今まで自分の好きな曲を弾いてお客さんに聴いてもらいましょう。
ここまでくると、習い事としてのヴァイオリンはしっかり学習したと言えるはず。ただまだまだ奥が深いのがヴァイオリンの世界です。更に高度な曲、皆が憧れる曲を弾きこなしたい場合は、引き続き中級クラスに入会してみましょう。
【アドバンス課程卒業までの推定期間】
13歳以上:1年〜3年/6〜12歳:2年〜4年
【中級クラス】(単発・月3回・月4回)
初級の難易度の曲であれば、自主的に練習をし通して弾くことができるようになっている学習者向けのクラスです。よりヴァイオリンという楽器の演奏を深めたい、難しいけど憧れの曲を弾いてみたい、といった習い事の範疇を越えた学習意欲のある方にお勧めです。
学習の進行度合いで「ベーシック」と「アドバンス」の2課程に分かれます。
ベーシック課程
第4ポジション以上の移動
複雑な重音
楽曲形式の理解
アドバンス課程
複雑なテクニック、多彩な奏法の習得
より高度な曲への挑戦
個性的な表現方法の習得
中級クラスの流れ
普通の音階練習に加え、ハイポジションの音階やアルペジオ、6度やオクターブの重音練習を取り入れていき、より様々な曲を楽しむための準備を整えます。
様々な楽曲形式の中でもソナタ形式はベートーヴェンやモーツァルトなど様々な作曲家によりつくられており、クラシック音楽の代名詞といってもよいでしょう。複雑なパッセージもありますが、今までの練習の積み重ねが土台を築いています。ソナタ楽曲形式を理解しながら、想いをのせて弾いてみましょう。
5分以上の曲を暗譜で弾くことができるようになります。指や腕の筋肉が発達していますので、速いパッセージや素早い弓の動きなど、比較的短い練習で演奏が可能となるでしょう。
【ベーシック課程卒業までの推定期間】10歳以上:1年〜3年
素早い指や弓の動きができるようになったら、装飾音などのテクニックを用いてより演奏を華やかにすることも簡単にできるようになります。練習曲や実際の作品を用いて、様々なテクニックの習得に挑戦してみましょう。
様々な高度な技術も身についてきたところで、中級課程の集大成として少し長めのヴァイオリン協奏曲などに挑戦しましょう。長い曲を弾ききるには体力も必要ですが、練習していく中で演奏を自分のものにしていくと作品への思いも強まり、達成感を得ることができます。
中級課程後半ともなれば、自由に弾けるようになっています。楽譜の指示だけではなく、自分なりにどう弾きたいのか、どこに想いをのせたいのか、など先生とも相談しながら考えていきましょう。そうすることで演奏に自分の色がつき、さらに楽しむことができます。
アドバンス課程を終えることによって中級クラスは卒業となります。技術的に弾けない曲はかなり少なくなっているはずなので、規模の大きな芸術的作品、技巧を要する爽快な曲、などご自身の好きなタイプの曲を人前で演奏する機会に恵まれるでしょう。
更に難易度の高い楽曲の演奏を目指す場合、上級クラスへの入会をお奨めいたします。
【アドバンス課程卒業までの推定期間】12歳以上:2年〜4年
【上級クラス — La Suite】
譜読み、練習から完成まで、大半のヴァイオリン曲を弾きこなせる方で、より難解な楽曲や難しいテクニック、芸術的な表現方法など、ヴァイオリン演奏をより深く学びたい学習者のための特別コース「La Suite(ラ・シュイット)」です。
現役で演奏活動するヴァイオリニストのみが指導を担当し、それぞれの個性豊かな独自のアプローチによって講師とともに作品を深めていきます。
プロの演奏家が講師を担当
模範演奏を間近で
練習方法、表現の多様化
上級クラス—La Suiteの流れ(一例)
パガニーニ作曲の練習曲をはじめ、歴史的な名作曲家が残した作品は芸術的にも技術的にも高度なものばかり。これらをきちんと弾くのは至難の業です。中には超有名曲もあり、焦らずじっくり取り組みましょう。
ソナタ作品やヴァイオリン協奏曲1つを全楽章取り組もうとすると、20分以上かかることが多くあります。単一の曲や、組曲なども、一つだけを取り出すのではなく全てを学習することにより、作曲家の意図した作品が見えてくるでしょう。
発表会ではなく、小規模なご自身だけのコンサートを開いてみましょう。一人で演奏会を担うことになるので、30分〜50分のプログラムを用意する必要があります。お客さんにご自身の演奏を聴いてもらうことにより、一人のアーティストとして音楽を表現してみてください。